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博報堂志水雅子による銀座いせよし広告の新人賞コピーが炎上した理由は?

2016年に使用された銀座いせよしの広告ポスターが、3年後の2019年6月になって突然炎上しました。

なぜ昔の昔の広告が、今頃になって炎上したのでしょうか。なぜ昔は問題にならなかったのでしょうか。

その広告を出していた銀座いせよしとはどういうお店なのでしょう。そしてその広告をつくった清水雅子さんとはどういう了見だったのでしょうか。

銀座いせよしのポスターが炎上

銀座いせよしのポスターが炎上した理由は、ポスターに書かれたコピーが、あまりにも女性を馬鹿にした内容であり、女性を侮辱したような表現だったからです。

その広告とは次の三つ。

  • ハーフの子を産みたい方に
  • ナンパしてくる人の年収は上がる
  • 着物を着ると扉がすべて自動ドアになる

これらコピーが、女性に侮辱的だということで、炎上しました。

このコピーは、それぞれ次のような意味です。

  • ハーフの子を産みたい方に
    女性が着物を着ていると外国人に言い寄られ、性交渉ができるのでハーフの子供を産むことができる
  • ナンパしてくる人の年収は上がる
    女性が着物を着ていると、以前よりも年収が高い男性たちがナンパしてくるようになる
     
  • 着物を着ると扉がすべて自動ドアになる
    女性が着物を着ると、周りの人が気を使って親切になってくれて、ドアの開け閉めをやってくれるので、手動ドアも自動ドアの感覚で生活することができる

というわけです。

このコピーを読んで、あなたはどう感じたかわかりませんが、世間の人たちは、強烈な抗議の声を上げたのです。

この広告を出していたのは、女性に着物を販売するお店であり、またこのコピーを書いたのは女性である、志水雅子さんでした。

つまり、女性が女性を侮辱するという構図でした。

まさに女性たちが作り上げた広告が、その広告対象である女性たちの反感を買ったわけです。

銀座いせよしとは

銀座いせよしは、明治時代から続く老舗の呉服屋である、銀座伊勢由の娘である、千谷美恵さんが女将をつとめる呉服屋で、今までの伝統をやぶり、モダンなスタイルで着物を販売するお店です。

女将の千谷美恵さんは、もともとシティバンクに勤めていたそうですが、代々から続くお店を継がずに、自分のお店ということで、あらたに自分のスタイルでお店を出しました。

今までの着物販売にない、型破りでモダンなところをウリにしていました。

博報堂志水雅子による銀座いせよし広告の新人賞コピーが炎上!

お店を始めたのが2009年といいますから、今年でちょうど10年。銀座で店を出し、博報堂に広告を依頼するくらいですから、かなり商売の方はうまくいっていたのでしょう。

株式会社 銀座いせよし
責任者:千谷美恵
住所: 東京都中央区銀座8-10-3 銀座三鈴ビル6階
電話: 03-6228-5875
HP: http://www.iseyoshi.com

そうした銀座いせよしの千谷恵美さんのコンセプトがあまりにも行き過ぎて、今回のような炎上につながったのかもしれません。

博報堂の志水雅子さんについて

今までの伝統を打ち破る、そんなお店のコンセプトをコピーで表現したコピーライターは、博報堂の志水雅子さんでした。

博報堂志水雅子による銀座いせよし広告の新人賞コピーが炎上した理由は? 1

志水雅子さんは2006年に慶応大学を卒業して博報堂に入社。マーケット職を経験した後に2009年からライター職となっています。

博報堂となれば、年収もかなり高く、志水雅子さんは今、37歳なので年収は一千万を超えているでしょう。

いい大学を卒業し、超大手の広告代理店に入り、年収も1000万円越え。そんな志水雅子さん、

エリート街道を進んできた女性、そんな女性から生み出されたコピーだったわけです。

そしてそれが、現代の女性から大きな反感を買うことになってしまいました。

しかし、なぜこんな多くの女性からうけいられないようなコピーが、TCC新人賞を受賞できたのでしょうか?

東京コピーライターズクラブ(TCC)とは

東京コピーライターズクラブとは、日本で活躍するコピーライターやCMプランナーの団体で、優秀なコピーを表彰することで、広告界のコミュニケーション技術の向上をけん引しているそうです。

ここの会員は900人超と、世界的にも珍しい、コピーライターの巨大組織です。

そんな東京コピーライターズクラブから受賞されたとなれば、すごい!と思うかもしれませんが、実はここは、毎年30人ほど何らかの賞を与えられます。

そしてその受賞者や応募者のコピーが載った本を販売しています。

その年鑑はなんと、21600円。

毎年大量の受賞者を量産し、そして大量の応募者のコピーを収録した年鑑を高額な値段で売る。

受賞者も、東京コピーライターズクラブの賞を受賞した!となれば、箔が付くわけです。

その賞にどれほどの価値があるのでしょう。

そして、その東京コピーライターズクラブの新人賞をとったのが、上記の炎上したコピーだったわけです。

まとめ

2016年にこの広告を作成し、それからずっと銀座いせよしのホームページにこの広告が掲載されていました。

しかし、三年後にこの広告が炎上すると、銀座いせよしはすぐに該当広告をホームページから削除し、つぎのような謝罪文を掲載しました。

2016年に掲出した弊社のポスターについて、様々なご意見を頂いております。これまで着物にあまり関心を持たなかった方にも目を向けて頂きたいという意図で制作したものでしたが、今回頂いたご意見を真摯に受け止め、今後の広報活動の参考にさせていただきます。なお、本ページの一部についても掲載を中止いたしましたことをお知らせいたします。

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銀座いせよし:

 

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