阪急電鉄の中づり広告を作って炎上させたのはどこの会社?コピーライターは誰? 2

阪急電鉄の中づり広告を作って炎上させたのはどこの会社?コピーライターは誰?

見る人を不愉快にさせるということで、瞬く間に大炎上した阪急電鉄の電車の中刷り広告。

あまりにも不評なために、阪急電鉄はこの中づり広告を撤去することを決めました。

その広告とはこちら。

阪急電鉄の中づり広告を作って炎上させたのはどこの会社?コピーライターは誰?

この広告は本の数行の言葉だけの広告なのですが、いまだかつて、文字だけの広告で、これほどまで憎悪を伴う反響を生んだ広告は、いままでなかったのではないでしょうか。

いい意味でも?悪い意味でも、多くの反響を生んだこの広告、いったいどこの広告代理店が作ったのでしょうか。コピーライターは誰だったのでしょうか?

広告の製作会社は㈱パラドックス

この広告を制作したのは、中づり広告の下にもクレジットがあるのですが、東京に本社を置く㈱パラドックスという広告制作制作会社でした。

阪急電鉄の中づり広告を作って炎上させたのはどこの会社?コピーライターは誰? 1

東京オフィス〒107-0061 東京都港区北青山3-5-15 ミヤヒロビル10F
TEL: 03-5414-5920 FAX: 03-5414-5921(電話受付/平日 9:00~19:00)

この会社は東京以外にも、大阪、福岡、名古屋、沖縄にオフィスがあります。

このパラドックスは、広告制作を通じて企業ブランディング事業にかかわってきたといいます。

広告代理店、あるいは広告制作会社とも違うようで、㈱パラドックスは次のように説明しています。

ブランディングという事業内容は競合他社がない!と言っても良いほど独自の仕事領域

ホームページによると具体的な事業内容は次の通り。

㈱パラドックスの事業内容

• 企業のDNAを踏まえた理念構築、浸透策などのインナーブランディング、
広告およびクリエイティブツールの企画制作・イメージ統一

• 採用コンセプトの構築とそれらをもとにした戦略構築 (採用ブランディング)

• 広報戦略にもとづいた販促計画及び広告制作(商品・サービス、カスタマーブランディング)

• 事業ビジョンやコンセプト、戦略の構築

• コーポレートブランディング領域(企業理念やビジョンの言語化・ロゴマーク・スローガン・ステーショナリー等)

• グラフィック領域(広告・DM・会社案内・入社案内・IRレポート・ポスター等)

• Web領域(コーポレートサイト・採用サイト・バナー等)

• 映像領域(CM・会社案内ビデオ、入社案内ビデオ等)

コピーライターはワタミ社長の渡邉美樹じゃない?

今回、大変な炎上を巻き起こした様々なコピーは、一人のコピーライターが作成したという類のものではなく、数多くの企業取材から集めた働く人々の言葉をまとめたものだといいます。

これか言葉がまとめられたものは、本として発売もされています。

 

はたらく言葉たち①は、パラドックス・クリエイティブのメンバーたちが、2010年4月から2011年3月にかけて「日本中のはたらく人々」から取材をした内容から、感銘を受けた言葉たちを厳選して収録したものです。
どんな偉人の言葉よりも、熱い志を持って今この時を一生懸命にはたらいている人々の声のほうが、リアリティがあるんじゃないか。世の中を元気にできるんじゃないか。
そんな想いでこの本は編集されています。

たとえば、ブラック企業のスローガンだった次の言葉。

私たちの目的は、
お金を集めることじゃない。
地球上で、いちばん
たくさんのありがとうを
集めることだ。

外食チェーン 経営者/40代

というのは、具体的な名前は上げていませんが、過去に女性従業員の過労死を出して大きな問題となった、居酒屋チェーンであるワタミの社長、渡邉美樹の言葉として有名です。

阪急電鉄の中づり広告を作って炎上させたのはどこの会社?コピーライターは誰? 2

しかしながら、㈱パラドックスによれば、ワタミとは取引もなく、ワタミの言葉としては出していないと説明しています。ということは、ワタミの社長の言葉を誰かが言っていたものを、㈱パラドックスが拾い上げたということなのでしょうか。

また、同じく多くの人を不快にさせたと言われている次のコピー、

毎月50万円もらって毎日
生き甲斐のない生活を送るか、
30万円だけど仕事に
行くのが楽しみで
仕方がないという生活と、
どっちがいいか。

研究機関 研究者/80代

これに関しても、誰が言ったのか、それは定かではありませんが、(株)パラドックスのコピーライターが創作したわけではなく、あくまでも㈱パラドックスが企業への取材の過程で拾ってきた生の声という設定です。

こうした数々の批判を巻き起こした言葉は、「この企画では約100個の『はたらく言葉』を出しており、それぞれの文言について何重にもチェックするなど、細心の注意を払っていました」としています。

つまり、今回の広告のコピーライターは、職業ライターが創作したものではなく、会社で働いている人たちが口にした偽ザル言葉をそのまま広告にしたというわけで、㈱パラドックスとしては、広告にした言葉をチョイスしただけだというわけです。

働く人の心を傷つけた働く人の声という皮肉

この広告を採用した阪急電鉄の広報部はこの広告の掲載理由を次のように説明しています。「多くは通勤電車で、ビジネスマンの方が重要なお客様。実際は働いている方々に働くことの意味や尊さなど、応援メッセージで伝えたいという趣旨で出させて頂いた」

しかしながら、今回の中づりの言葉は、現状にそぐわないために、多くの人を不快にさせてしまったわけです。

働く人たちを不快にさせたのは、働く人たちという皮肉だったわけですが、それが当初意図していた、企業ブランディングという目的とは真逆のなものになってしまったわけです。

 

 

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