5月2日滋賀県大津市の交差点で、園児2人が死亡し、13人の重軽傷者を出した交通事故。
事故当日、保育園の記者会見が開かれました。
しかしその記者会見をめぐり、ネットでは猛批判がおこりました。
「むしろ保育園は被害者なのに、なぜ保育園を責め立てるような記者会見を開いているんだ」
これに対して、立憲民主党の蓮舫までもが、苦言を呈しています。
確かに、散歩の前の園児の様子を聞く質問はあの場で聞くものなのだろうか、と思いました。 https://t.co/BnEEOFquJA
— 蓮舫・立憲民主党 (@renho_sha) 2019年5月8日
記者会見を開かせたのはマスコミ
通常、こうした事件事故が起きた時に、当事者に記者会見を開かせるのはその地元のマスコミ、新聞社やテレビ局です。
大きな事件事故の場合、大手の新聞社やテレビ局が主催となって、記者会見を仕切り、その記者会見には、仲間のマスコミしか入れないようにしています。
記者会見を開かせる目的
記者会見を開かせる目的は、自分たちが新聞やテレビなどで報道する際のネタを作るためです。
そして確かにそうした記者会見が、事件事故をより詳しく理解するうえで、重要な役割を担うこともあります。
今回も、これだけ社会的な影響の大きい事故ですから、多くの人はその事件事故をより詳しく知りたいという欲求もあってでしょうから、何らかの記者会見は必要だったのかもしれません。
では、だれが記者会見をするかといえば、やはり、被害者がたくさん出た保育園に記者会見を開いてもらうのが、順当な流れかもしれません。
しかし、記者たちはこの大津2園児死亡事故の状況をよく理解したうえで、園長先生に質問をすべきだったのです。
保育園を責め立てる記者たちの質問攻撃に批判殺到
事故が起きた当時、園児たちは保育士に連れられて、歩道で信号待ちをしていました。そこに過失はまったくないでしょう。
そこに、突然目の前で車が衝突し、車が園児の列に突っ込んできました。
これはもう、たとえ園児でなくても避けようがない状況です。園児だけでなく保育士も怪我をしていますし、保育園側は完全なる被害者の側です。
しかし、記者たちは、その保育園の代表者である若松ひろみ園長に対して、まるで園長が悪者であるかのような質問を投げかけたことで、それを見ていた視聴者から猛批判が起こります。
大津市の保育園児が被害に遭われた事故について、
保育園が悪いみたいになってるのはなぜ?https://t.co/nAbTVYZqW1「産経新聞の清水です。」
「出発する直前の園児さんの様子はどういったものでしたでしょうかー?
いつもと変わらない様子でしたでしょうかー?」
は何がしたいの?— OUKA04G (@OUKA04G) 2019年5月8日
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