全米オープンテニスで大坂なおみ選手が優勝してセリーナファンからブーイングを浴びた理由

テニスの今季最終戦全米オープンにおいて、日本人である大坂なおみ選手が世界一位の女王背エリーナウィリアムズ選手にストレートで勝ち、日本人史上初となるグランドスラム制覇という偉業を成し遂げました。

しかし表彰式において、大坂なおみ選手に対して、観客からブーイングが起こるハプニングがありました。

そのブーイングをうけ、大坂なおみはその後の表彰式のインタビューでは、観客に対して謝罪の言葉を述べています。

アメリカでの大会でアメリカ人であるセリーナ選手を破って外国人である大坂なおみ選手が勝ったことに対しての嫉妬、やっかみではないかとの大方の味方ですが、実際はもっと根深い理由があったと言われます。

 

大坂なおみもブーイングの意味を誤解?

大坂なおみ選手は、試合後のインタビューで次のように言いました。

 「ちょっと質問じゃないことを語ります。みんな彼女(S・ウィリアムズ)を応援していたのを知っている。こんな終わり方ですみません。ただ試合をを見てくれてありがとうございます。本当にありがとう」「コート上ではファンじゃなくていちプレイヤー同士として戦った」「だけど彼女にハグされたときは(涙ぐむ)子供に戻った気分だった」

いみじくも大坂選手が述べたように、観客はエリーナの勝利を望んでいたものの、大坂選手が勝ってしまったために、そのいらだちでブーイングをしたのだと思われています。全米オープンで試合会場もアメリカ、観客の殆どもアメリカ人というアウェーな状況において、観客の望まない結果になってしまったが故のブーイングだったのでしょうか?

しかしながら観客は、必ずしもセリーナに味方をしていたというわけではありませんでした。というのも、セリーナへのブーイングもありました。いつまでも抗議していたために観客は、セリーナ選手に対して、ブーイングをしていましたし、また大坂選手がよいショットを決めたときには、大坂選手に対して、賞賛の拍手を送っていました。

では、なぜ観客は表彰式の際に大坂選手にブーイングをしたのでしょう?

全米オープンテニスで大坂なおみ選手が優勝してセリーナファンからブーイングを浴びた理由スポーツ 3

大坂なおみは実力で勝てたわけではない?

セリーナと大坂なおみ選手が決勝で対戦する前に、セリーナ選手が試合中に激高してラケットを地面にたたきつけて破壊し、ペナルティをくらって負けるというハプニングがありました。

なぜそこまでセリーナがいら立ったかと言えば、セリーナのコーチがコーチングをしたことに対して、審判が警告をしたためでした。

それに対してセレナはブちぎれて、審判に抗議します。審判はセレナの抗議を受けて説明をしましたが、セリーナは納得せず、結局セリーナはスラングで「お前は嘘つきだ」と罵ります。

それに対してさらに暴言の警告を受け、謝罪を要求することになります。

こうした、テニス本来のゲームとは外れたことでのゴダゴダに対して観客も大いにいら立たせられました。

それは観客のセリーナに対するブーイングとなるのです。

もちろん試合中の精神状態のコントロールも、テニスの実力の一つかもしれませんが、しかしながら、こうしたテニス以外の面で負けていたことと、それによって精神が乱れていたことで、セリーナ選手の本来の実力が100%発揮されていなかったところで、大坂選手がかったのは、そこに乗っかった形なので、観客としても本来のテニスの試合をみたかったというフラストレーションもあったのでしょう。

もちろん大坂選手が悪いというわけではありませんから、観客のブーイングは大坂選手へのブーイングではなく、変な展開になった試合に対してのブーイングだったわけです。

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ブーイングの原因は差別意識?

観客をいらだたせたのはセリーナの変な展開の試合に対してでしたが、なぜセリーナの試合はそんなに変な展開になってしまったのでしょう?

その変な展開の試合の象徴のように言われているのが、ラケットの破壊です。

「ラケットを破壊するのは、テニスに対しての冒涜だ」といったような論調が目立ちますが、実はテニスにおいて、怒ってラケットを破壊するパフォーマンスは、それほど珍しいことでもありません。

実際、おこってラケットを破壊することで有名だったマッケンロー選手もいますし、意外なことに錦織選手も試合中に激高してラケットを破壊したこともあります。

ラケットを破壊してしまうほどまでセリーナをイラつかせたのは、審判の誤審でした。それが誤審だったかどうかは、わかりませんが、すくなくとも、セリーナ側からみると誤審で、それに対してセリーナは盛んに抗議していたわけです。

結局、誤審を認めない審判に対して、セリーナは女性差別主義者だと主張を展開します。

つまり、セリーナが負けたのは大坂なおみにテニスの実力で負けたのではなく、差別主義的な審判の誤審によって、大坂なおみが本来の実力以上に有利な立場となり、それで負けたというのが、王者セリーナの、大坂なおみに対する敗戦の弁だったわけです。

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まとめ

一見すると、大坂なおみに対するブーイングは、アメリカ人のアジア人蔑視に根付くものではないかと思われがちですが、試合背景をよく理解している人であれば、そうではないことは、明白でしょう。

セリーナ選手への抗議に対する批判やラケット破壊に対する批判も目立ちますが、一流選手であり、また勝負に対して真剣に考えているからこそ、より公平なゲームの中で、プレイの実力の勝負をしたいという執着心から、こうした抗議に発展したのでしょう。

なにはともあれ、表彰式において、大坂なおみ選手に対して、その勝利を認め、たたえているセリーナ選手の姿、そして王者セリーナ選手に対しての気遣いを見せた大坂なおみ選手の様子に、あらためて、感動した人も多いのではないでしょうか。

全米オープンテニスで大坂なおみ選手が優勝してセリーナファンからブーイングを浴びた理由スポーツ

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