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■あの白元が?知名度バツグンの老舗メーカーに激震

ダウンロード 白元といえば、生活に密着しつつも、話題性のある商品を出すことで、日本人であれば誰でも知っているといっても言い過ぎでないくらい、有名な会社。
ネーミングも秀逸で、「ホッカイロ」「パラゾール」「ミセスロイド」「アイスノン」と耳にのこり、親しみやすいので、多くの家庭で愛されていた商品の一つである。
その白元が、5月29日、東京地裁に民事再生法の適用を申請、負債総額は255億円というのだから、再生の道はかなり厳しい。

老舗でヒット商品にも恵まれ、知名度抜群だった白元が、なぜこれほどまで負債を抱えるほどになってしまったのだろうか?

 

■鎌田真社長はエリートだった

 

エリートコースを歩んできた鎌田真社長

エリートコースを歩んできた鎌田真社長
エリートコースを歩んできた鎌田真社長

民事再生法を申請した時点での社長は、鎌田真。創業者である鎌田泉氏の孫にあたる。

そこで誰もが思うのが、「ボンボンはバカだから・・・」という言葉だ。本当にそうだろうか?

少なくとも鎌田真社長の経歴は、絵に描いたようにきれいすぎるほどエリートだ。
私立大学のトップともいわれる慶應義塾大学経済学部を卒業、して第一勧業銀行(現みずほ銀行)に就職する。日比谷支店勤務など順調にエリートコースを進んでいる最中に、91年に白元に入社する。
その後は白元に身をおきながらも96年には米ハーバード大学ビジネススクールでMBA(経営学修士)を取得し、98年に白元の取締役マーケティング部長に就任する。

そこでは、過去のヒット商品にすがりついていると言われていた白元に、新旋風を送り込み、ゴキブリを泡で包み殺す「ゴキパオ」、レンジで温める湯たんぽ「ゆたぽん」などの新しいヒット商品を生み出している。常務取締役、副社長を経て2006年4月に社長に就任する。

■絶好調の鎌田真社長

社長に就いた鎌田真氏は、今までごく限られた分野での商品しか出していなかった白元を、総合日用品メーカーとするために、医療衛生品や入浴剤メーカーを買収合併。それが功を奏して10年3月期には売り上げ332億3700万円を計上した。

どう見ても順調化のように見える、白元と鎌田真社長に何が起きたのか?

■たびたび浮上した財務上の不安と浮いたうわさ

9d303fffネットメディアによれば、2006年に不正経理が発覚したという。(ファクトオンライン)期末に68億円という巨額の赤字を計上したものの、上々に向けた体質改善だと説明していた。
しかしそれから今に至るまで、上場の動きは一切ない。それどころか2011年には任期中のあずさ監査法人が辞任したために、粉飾決済があるのではないかと関係者の間ではささやかれていた。

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さらに鎌田真社長は2007年に、現参院議員の丸川珠代(元テレビ朝日アナウンサー)との交際がスクープされたこともあり、

鎌田真=二代目ボンボン=派手にお金を使っている

とのイメージが出来上がってしまった。
事実はわからないが、監査法人の逃亡、さらにこれだけ知名度のある会社にもかかわらず、メインバンクが四国の百十四銀行であったという事実からも、今回の白元の破産劇は、単純に経営の舵取りでの失敗だけが原因であるわけではないだろう。

 

■守るよりも騙す経営?


鎌田社長は大学時代は経済学部、そしてお金を扱う銀行に入社している。その後は、合理的経営の真髄ともいうべきハーバードでMBAまで取得している。財務に関してはプロフェッショナルといえる。
それが知名度にも歴史にも商品にも恵まれている白元をなぜ破綻させてしまったのか?

こうした経済的な知識に富んだ人は、貸す側に回るときは慎重になるものである。その最たる例が、銀行の貸し渋り、貸し剥がしだ。人の心も生活も理解せず、ただ、数字だけを見て、簡単に融資を引き上げたり、貸し渋ったり。いわゆる晴れの日に傘を貸すやり方だ。

しかしそんな数字だけエリートも、逆に借りる方に回るときは、貸すほうがどうしたら貸してくれるかを充分わかっているために、その欺き方も心得ている。

だからこそ、まともな監査法人は逃亡し、大手銀行は相手にしなかったのではないだろうか。

そして白元は民事再生法申請と相成った。

数字でごまかすことができても、数字をごまかすことはできないのである。

(ニュースランド 経済部)

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