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ブラックバイトより酷い?五輪ボランティアの労働条件

2020年東京五輪オリンピックのボランティアの募集要件の素案が、あまりにも過酷すぎるということで、話題になっています

7月4日に組織委員会から発表された募集要件は次の通り。

  • コミニケーション能力がある
  • 外国語が話せる
  • 1日8時間、10日間以上できる
  • 採用面接や三段階の研修を受けられる
  • 20年4月1日時点で18歳以上
  • 競技の知識がるか、観戦経験がある

とし、もちろん給与は支払われないどころか、宿泊費・交通費は自己負担となります。唯一目に見えるメリットとしては、有名デザイナーであるタマキフジエのデザインした東京都観光ボランティアのユニフォームが支給されるのですが、これがあまりにもダサイということで、もらっても嬉しいと思えるは思えないシロモノです。

そんなことで、インターネット上では、あまりにも酷いとこの募集要件を出した運営側を非難する声で溢れかえっています。

東京都の最低賃金でも71040円はもらえる内容

この労働条件を、労働者と使用者に適用される最低賃金法という法律にてらしあわせると、東京都における時間あたりの最低賃金は888円(2016年7月現在)。

よって単純にボランティアの労働条件に当てはめると次の通り。

 888円 x 8時間 x 10日間 = 71040円

 となります。もちろんこれには交通費も含まれませんし、三段階の研修の手当も含まれていません。

 よって、これを最低賃金法に当てはめれば、完全なる違法に当たるのですが、なぜそのようなことがまかり通るかというと、これは集めるほうが労働者、アルバイトとして募集しているのではなく、ボランティアとして集めるからなのです。

東京五輪オリンピックのボランティアはブラックバイトか? 1

組織委はボランティアに報酬を支払うべきか?

そもそもオリンピックは、その主役である出場選手たちも、スポーツでお金を稼ぐプロを排除した、アマチュアの祭典として位置づけていますから、それを手伝うスタッフたちも当然ボランティアであるべきでしょう。

しかしながら、東京五輪をめぐって数々の裏金問題が取り沙汰され、JOC竹田会長と電通との癒着、フランスへの賄賂送金問題に至っては、世界中で報道される自体になっている中、ごく一部の人がオリンピック利権で私腹を肥やしていることが見え見えにもかかわらず、末端のボランティアには苦労を強いるという構造が、多くの人を、「五輪オリンピックはブラックバイトだ」と言わしめることとなっているのでしょう。

今回の東京五輪では8万人のボランティアを募集することを計画していますが、もしこれらに東京都の最低賃金法で規定されている報酬を支払ったとすれば、報酬だけでざっと50億円かかることになります。

その8万人のボランティアを、世界中から集まってくる人たちに対応できるように短期間で育てあげなければならず、そうなれば、それ相応のボランティアスタッフを運営する組織や教育する場を設ける経費も必要になり、さらに金額がかさむこととなります。

普通に考えると大変な金額ではあり、それに税金がつぎ込まれてはかなわないと思うかもしれませんが、しかしながら、オリンピックは協賛金として、民間企業からスポンサーを募り総額1500億円を集める予定でいます。

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そうした潤沢な予算があるのだから、まさにオリンピックの選手の次に重要な働きをするであろう、スタッフたちに、それ相応の対価を支払うのは当然ではないかと思われます。

東京五輪オリンピックのボランティアはブラックバイトか? 2

ブラックバイトでもメリットの有る五輪ボランティア?

資格も厳しければ労働条件も厳しい五輪ボランティアは、8万人を集める予定だといいますが、こんなので集まるわけないという声もチラホラささやかれているものの、結局はそれでもたくさんの応募があるであろうことは容易に想像できます。

というのも、やはりオリンピックのスタッフとして関われることは、単純にお金の損得にかえられない一生で一度しかないであろう貴重な体験であり、多くの人はそれを自覚しているからです。

実際に、オリンピック期間中にボランティアとして働いている時も、ボランティアの運営側は、人を動かすプロの監督のもと、ボランティアの士気を高揚し、ボランティアとして働くことの満足感を得られるように、様々な場面で様々な方法で、ボランティアたちに感謝の念を伝え、また観客たちを巻き込んで、ボランティアに感謝させるように仕向けるために、ボランティアたちは無償で苦しい思いをすることもあるけども、大変な満足感と感動に包まれるといいます。

まとめ

部屋の中で閉じこもってパソコンをカチャカチャしているだけの人にとっては、1日8時間を10日間無報酬で働かなければならないという数字だけを見ると、とんでもない拷問だ、奴隷的な扱いだと思うかもしれませんが、実際の現場、リアルな場では充実している、まさにリア充なわけなのです。

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