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鳴り物入りで始まったカップヌードルの新CM、日清食品カップヌードル「OBAKA’S大学に春が来た!篇」は、大変な話題を呼びました。というのも、ビートたけしや小林幸子、ムツゴロウといった、そうそうたる昭和の大御所、有名人にまじって、なんとあの矢口真里も起用されたからです。

矢口真里といえば、不倫相手を自宅に連れ込んでベットをともにしているところを見つかり、世間からすごいバッシングを受けました。

というのも、矢口真里さんの不倫は非常に悪質で、不倫発覚後に「親とグルで旦那をDV野郎に仕立て上げ抹殺しようとしたことが、バレタにもかかわらず、自らを被害者であるかのようなポジションから発言していたからです。

その結果、世間の同情をあつめるどころか、かえって反感を買ってしまいました。

CM起用を泣いて喜んだ矢口真里

イメージを最も大切にするCMにおいて、このような悪評にまみれた矢口真里を起用することは、考えられないことでした。

しかしなぜか、日清は火中の栗を拾う如く、この悪評にまみれた矢口真里のCM起用を決断します。

日清カップヌードルの、あえて逆境に立ち向かうチャレンジ精神を応援しようと言う気持ちを日清カップヌードル側から伝えられた矢口真里は、その夜、あまりにも嬉しくて、一人で泣いていたといいます。

不倫騒動以来、CM出演の依頼もなく、復帰の舞台として用意されたテレビ番組でも、世間の不評を買うだけだったからです。

しかもこのCM起用に際して、日清側の担当者から出演以来の優しくて熱い手紙をもらったということを自らのブログで報告しています。

反感を買うことは放送する前からわかっていた

矢口真里が出演する日清食品カップヌードル「OBAKA’S大学に春が来た!篇」の企画意図は次のとおりでした。

企画意図

現代のSNS時代は、非寛容な時代と言えます。
挑戦すれば、揶揄される。失敗すれば、叩かれる。
このままでは、みんながちぢこまり、だれも挑戦しなくなってしまう。
でもそこで大切なのは「自分の声」を聞く勇気。
そして、私たちに必要なのは、相手の失敗を許容するという態度、寛容の精神だと思います。
人間は誰だって、一度や二度の失敗はする。
「何かに夢中になって、バカになる力」「たとえ失敗をしても、這い上がる力」
いま求められるこの2つの力を、説教くさくなく、カップヌードルらしいユーモアでメッセージしたい、と考えました。

つまり、矢口真里を起用し、そしてその中で自虐的なユーモアで自身の失敗を教訓として生徒に指導することによって、カップヌードル曰く「いま求めらるこの2つの力」をメッセージするはずでした。

矢口真里のカップヌードルCM放送中止で露呈した無責任な企業姿勢 2

失笑されたり批判されることを喜ぶ異常さ

実はこのCMが放映される前に、このCMを担当した日清カップヌードルの宣伝部の佐野課長がウェブメディアの取材を受け、このCMに関して次のように話していました。

ウェブメディアの取材に応じる日清宣伝部の佐野課長
ウェブメディアの取材に応じる日清宣伝部の佐野課長

佐野課長:「そうですね、やはりMISIAさんなどの『替え歌編』や、ダチョウ倶楽部さんなどの『サムライ・フジヤマ・カップヌードル編』などは、完成前から誰かに見せたくてしょうがないほどワクワクしました。今回の『今だ! バカやろう! 編』もそうですね」

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記者:「ふむふむ」

佐野課長:「ただ、失笑されるんですけどね」

記者:「失笑ですか?」

佐野課長:「またこんなくだらないもの作って……と。ただ、それが最高の褒め言葉だと思っています。安藤CEOにも完成品は見ていただくんですが、言葉がないほど失笑されたり『こんなん恥ずかしいわ』と言われると、心の中でガッツポーズしてますね」

記者:「いい褒め言葉ですね」

佐野課長:「だからといって、お褒めの言葉だけではなく、ユーザー様から『いかがなものか?』とご批判をいただくこともございます。それは非常に心苦しいんですが、100年ブランド(今年は45周年)を目指すには、新しいことにも挑戦しないといけないので……」

そしてこのCMを日清カップヌードルのCMこそ、日清らしさを示していると言っていました。

カップヌードルCM放送異例のスピード中止

批判が浴びせられることはわかっていながら、今回のCMこそ、日清らしさの挑戦でありユーモアだと息巻いていたものの、蓋を開けてみれば、放映後、異例ともいうべきスピードで放送中止を決定、ウェブページには次のような謝罪文が出されました。

カップヌードルのCMに関するお詫び

この度、3月30日より開始いたしましたカップヌードルの新CMに関しまして、お客様からたくさんのご意見をいただきました。

皆様に、ご不快な思いを感じさせる表現がありましたことを、深くお詫び申し上げます。
皆様のご意見を真摯に受け止め、当CM、「OBAKA’s UNIVERSITY」シリーズの第一弾の放送を取り止めることに致しました。

今回のCMのテーマであります、「CRAZY MAKES the FUTURE.」のメッセージを伝える「OBAKA’s UNIVERSITY」シリーズは、若い世代の方々にエールを贈ることが主旨であり、今後も、そのテーマに沿って、このシリーズをよりよい広告表現で、引き続き展開してまいります。この度は、誠に申し訳ございませんでした。

矢口真里のカップヌードルCM放送中止 1

無責任な印象を残した日清カップヌードル

日清の宣伝部佐野課長は、今回のCMに関してくだらないものをつくって失笑されることを喜びと感じていたのですが、それが関係者だけのあいだであればまだ失笑で済んだのですが、今回、一般に放映したことによって大方の予想通り、あるいはその予想以上に一般消費者の反感を買ってしまうことになってしまいました。

当初は、そうした一般消費者に足りない寛容精神を持てとユーモアを交えて説教するという上から目線的なCMであったわけですが、苦情が殺到するとその強気な姿勢は一転、放送中止して謝罪とは、あまりにも、無責任としかいいようがありません。

何よりも可哀想なのは、ただでさえ悪かったイメージが、今回のCMでよけいに悪くなってしまった、このCMに面白半分に起用された矢口真里ではないのでしょうか。

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